おすすめ!人気の介護漫画を介護士向けと家族介護者向けにご紹介!
介護従事者の方や家族介護をしている方向けに、介護漫画が人気なのをご存知でしょうか?
読書好きの方はさておき、小説を読むとなると少しハードルが高いと感じる方が多いかもしれません。毎日忙しく介護をしている方であれば、疲れて読書の集中力が続かないこともあるでしょう。しかし、漫画であれば内容が頭に入りやすくストレスなく読めるのでオススメです。
最近では、SNSなどでも発信されている漫画もあるので気軽に読み進められられます。
今回は、介護士向けと家族介護者向けにオススメ漫画をご紹介します。
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目次
そもそも、介護を題材にした漫画はあるの?
超高齢化社会により「介護」は私たちにとってより身近なものとなり、関連する小説やドラマ、映画などが増えています。もちろん、介護を題材とした漫画も増えており、介護を仕事にする方や家族介護をしている方から支持を受けている作品も数多くあります。
小説の場合は文字で物語を追わなければならないため集中力が必要です。しかし漫画であれば情景が浮かぶのであまり考えることなく物語が楽しめます。絵があることでスラスラと読めて感情移入できます。
介護をしているとさまざまな困難にことに向き合う瞬間があり、物語から学ぶことや気持ちが救われることもあるでしょう。
リアルな題材に共感したり、可愛いイラストにほっこりしたり漫画からさまざまな影響を受けることができます。
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介護士にオススメの介護漫画3選
ここからはオススメの介護漫画をご紹介していきます。
介護士にオススメの介護漫画は以下のとおりです。
- 「ヘルプマン!」くさか里樹
- 49歳 未経験 すっとこ介護はじめました!」八万介助
- 「ハードロック介護!」コバヤシ
詳しくみていきましょう!
1.「ヘルプマン!」くさか里樹
「ヘルプマン!」は介護スタッフを主人公にした介護漫画で、2003年8月から2014年9月まで「イブニング」で掲載されていました。2014年12月からはタイトルを「ヘルプマン!!」に変更し「週刊朝日」へ移籍。舞台化されたり、就職情報サイトの「リクナビ」で介護業界を応援するプロジェクトとコラボしたり、介護漫画の中でも人気の作品です。
主人公は落ちこぼれ高校生の恩田百太郎。街で徘徊していた老人を、なんとか入居している特別養護老人ホームまで送り届けたことをきっかけに介護の業界を目指します。介護に対する熱意にが人一倍強い主人公が、型破りともいえるような方法で周囲を巻き込みながら介護を実践していく様子が描かれます。
明るく前向きに行動する主人公の奮闘記が多くの介護職の方に影響を与え、元気がもらえる人気の介護漫画です。
話の題材は介護現場への取材をもとに描かれています。取材を通して知り得た介護のリアルが「ヘルプマン!! 取材記」として新聞記者を主人公として描かれているのでこちらもオススメの一作です。
2.「49歳 未経験 すっとこ介護はじめました!」八万介助
著者は、別名義でもギャグ作品やイラストレーターなどで活躍している八万介助さん。実際に介護老人保健施設でパートとして働き正社員になったうえ、介護福祉士の資格も取得されています。
漫画の主人も、雑誌の休刊などで仕事がなくなり介護老人保健施設の認知症棟で介護ヘルパーの仕事を始めた49歳の「オジさん」です。介護業界の実態や働く喜びなど、介護業界でパートとして3年間働いたエピソードが楽しく描かれています。
実際に働いたからこそのエピソードがクスッと笑えて心があたたかくなるような、幅広い方が楽しめる内容です。
3.「ハードロック介護!」コバヤシ
「ハードロック介護!」の著者コバヤシさんはAmebaの公式トップブロガーです。介護職員として働く傍ら現場の出来事を4コマ漫画で綴り、書籍化もされています。
介護職員が共感できるリアルな内容も織り交ぜながら、特別養護老人ホームでの日常が明るく綴られた本作。ほっこりするイラストはイラストレーターの奥様が担当しています。
4コマ漫画なのでサラッと読んで楽しめるので、ポジティブなパワーをもらいたい方にオススメです。
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家族の介護をしている方にオススメの介護漫画3選
介護漫画といえば、家族介護をしている方向けの漫画も人気です。
- 「ペコロスの母に会いに行く」岡野 雄一
- 「かあちゃんといっしょ」杉作
- 「マンガでわかる 介護入門」上田 惣子
オススメ3選をチェックしてみましょう。
1.「ペコロスの母に会いに行く」岡野 雄一
「ペコロスの母に会いに行く」は発行部数が12万部を超える人気の漫画で、映画化もされています。
ペコロスとは62歳の漫画家である著者の岡野雄一さん。著者のはげた頭を見て名前を思い出すなど認知症の母親とのほっこりとしたエピソードが綴られ、笑えて泣けるあたたかい作品です。
2.「かあちゃんといっしょ」杉作
介護が必要になった気の強い母親と、その介護をするコワモテな中年男性のテツオとの日常を描いた物語です。
介護はきれいごとだけではありません。母親に振り回されながらも向き合う姿に、忘れていた大切な気持ちに気付かされます。人情味あふれるストーリーが読者を惹きつけ、誰もが考えさせられる作品です。
3.「マンガでわかる 介護入門」上田 惣子
「マンガでわかる 介護入門」は介護に関する疑問をわかりやすく解説している介護漫画です。「中田敦彦のYouTube大学」でとても分かりやすいと紹介され、注目を集めました。
介護が必要になったら必要な手続きや制度など、基本的な内容から漫画を取り入れながらやさしく説明してくれています。また著者やほかの介護経験者の体験談を織り交ぜながら、ケース別に解説されているので、介護の初心者にオススメの1冊です。
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介護漫画を読むならSNSもオススメ!
介護漫画は書籍で購入して読めますが、最近では電子書籍などで購入して読む方も多いでしょう。電子書籍であれば本を持ち歩く必要がなく、通勤途中や休憩のちょっとした隙間時間にでも気軽に読めます。
また、最近ではブログやインスタグラムでも、介護当事者が短編漫画を掲載しており、SNSから人気に火がついて書籍化されることもよくあります。まずはインターネットで検索してみてお気に入りを探してみるのも一つです。
インスタで読める介護漫画でオススメのアカウントをご紹介します。
1.「三丁目いちこ」さん(3choumeichiko)
三丁目いちこさんは、認知症の義父の日常をインスタグラムで紹介しています。2020年11月にはインスタグラムでの投稿内容「ひろぽと暮らせば」が書籍化されるほどの人気ぶり。「ひろぽ」とはお義父さんのことで、愛されるキャラクターとして描かれています。
認知症介護といえば家族はとても大変なものですが、それを感じさせないあたたかい世界が広がります。ほんわかやさしい気持ちなれるアカウントなので、認知症介護をされている方は必見です。
2.「キクチ」さん(kkc_syn)
キクチさんは、普段はデザイナーとして勤務されている女性です。20代と若くしてお母様を介護し看取られました。
お母様の脳腫瘍が発覚したのがコロナ禍でした。入院しても家族が面会にいけない状況もあり、お父様と一緒に実家で最期まで母の介護することにしたキクチさん。介護に奮闘する姿や介護者の心情、ご葬儀までがリアルに綴られています。
インスタグラムでの投稿が反響を呼び「20代、親を看取る。」が書籍化もされました。書籍では内容もアップデートされ、エッセイも掲載されています。
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介護経験者同士だからこそ共感できる内容が豊富
今回の記事では、介護に関するオススメ漫画をご紹介しました。
介護漫画はフィクションというよりは、介護士の職場で起こったことや家族介護のリアルな体験談を題材にして描かれている作品が数多くあります。絵があることで話が分かりやすく、登場人物に親しみも湧きやすいでしょう。
漫画を通して他の人の体験談を知ることにより、気持ちが楽になり元気をもらえることもあります。介護に少し疲れたなと感じている方はぜひ介護漫画を手に取り、介護を見つめ直すきっかけにしてみてください。
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