フリーランスで訪問介護ヘルパーの仕事をするメリット、働き方について徹底解説！

フリーランスで介護の仕事はできるの？

厚生労働省の調べでは、正社員の介護職員の平均年収は、全産業の平均年収と比較して、平均を上回らず、決して高いとはいえない水準とされています。

近年では、収入面での不満から転職するのではなく、フリーランスでの介護の仕事を考える人が増加しています。

フリーランスとは「特定の企業や団体に属さず生計を立てる働き方」です。

フリーランスで介護の仕事をすることで、会社員として施設・事業所に属さず、様々な介護事業所や利用者のニーズに合わせて働くスタイルが実現します。

介護のスキルシェアサービスや人脈を駆使することで、自分や顧客の要望を叶えた新しいワークスタイルが確立できます。

そもそも、フリーランスとは？

フリーランスとは、特定の会社や事業所に属さず、個人で活動する働き方です。

「介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャーなどの介護の資格を保持している」

「介護施設、訪問介護事業などで１０年勤務した経験がある」

このような自らのスキルを活かして、介護サービスを必要としている利用者や、人手不足で困っている介護事業所に直接営業や仕事の申し込みを行います。

また、フリーランスで介護士になることで、YouTuberやライターなど、他の仕事とかけ合わせて介護に関する情報発信をしていくことも可能になります。

アルバイトや派遣はフリーランスではない？

フリーランスという働き方はあまり世間に浸透していません。

そのため、複数の介護事業所でアルバイトや派遣登録を掛け持ちしていることをフリーランスだと勘違いしている人も多いでしょう。

しかし、それらはあくまで非正規雇用をのことを指し、フリーランスではありません。

フリーランスを目指す介護士に試してほしいのは「スキルシェア」です。

スキルシェアとは、自分が持っている介護スキルを、必要としている介護事業所や利用者と繋ぐマッチングサービスです。

介護職の方が副業をする際にも活用できます。

人手不足が深刻化している介護業界で、即戦力として自分が持っているスキルを届けられるため、介護福祉士や社会福祉士などの資格保持者は介護現場から優遇されます。

初心者は家事支援業務が多いですが、専門性に比例して業務内容や報酬がランクアップしていきます。

フリーランスになるための事前準備

フリーランスで仕事をするとなると、事前の準備が必要です。

どのような準備や心構えををしておけば、スムーズにフリーランスの介護士として勤務できるのかを確認しておきましょう。

介護の実務経験を積んでおく

フリーランスで仕事をする場合、自分で介護スキルをアピールして営業しなければなりません。

施設や事業所に直接雇用されている職員であれば、雇用した後も介護技術について指導してもらったり、研修に参加させてもらったり手厚いサポートが受けられます。しかし、会社側もフリーランスの人と業務提携するのであれば即戦力を求めるはずです。

介護の仕事は、未経験でも雇用してもらえる職場はたくさんあります。しかし、フリーランスとして仕事をするのであれば、ある程度経験を積んでスキルアップしておかなければ仕事を探す時点で難しいかもしれません。

介護福祉士・社会福祉士・ケアマネジャーなどの資格を取得する

介護の実務経験を積むのと同様に、介護福祉士・社会福祉士・ケアマネジャーなどの、介護にまつわる資格を取得しておけばアピール材料になります。

ご利用者と直接契約する場合であっても、安心や信頼につながるでしょう。資格取得により得た知識をいかして、仕事が探しやすいのはもちろん収入アップも期待できます。

税務処理について勉強する

企業で働いている場合は、勤務先で年末調整を行ってくれていたため、税金の申告は書類を提出するだけで済んでいました。

しかし、フリーランスは確定申告を自分で行わなければなりません。最近では、簿記の知識がない場合でも、会計ソフトを使うと確定申告に必要な書類が作成できますが、最低限の知識は必要です。

税務処理について勉強しておき、確定申告の時期になって慌てないように準備しておきましょう。

スケジュールを管理できるようにしておく

会社に縛られることなく、自由に働けるのがフリーランスの魅力です。複数の介護施設や事業所を掛け持ちする場合もあるでしょう。

不規則な勤務になる場合もあるため、予定が重複しないようにスケジュール管理を徹底することが大切です。予定に遅れてしまったり忘れてしまったりするようでは信用問題になります。フリーランスとして信頼してもらえるように仕事管理をしていく必要があります。

時系列で見やすい手帳やスマホアプリなどを活用するなど、スケジュール管理の方法についても検討しておきましょう。

人脈を構築しておく

フリーランスで仕事をしていくには人脈が大切です。フリーランスが業務委託契約を結んでもらったり、利用者を紹介してもらったりするためには、誰かに紹介してもらうのが一番の近道です。

フリーランスとして独立する前から、ケアマネジャーや施設サービスの運営者などの人脈を構築しておけば、いざという時に紹介してもらえる可能性があります。

フリーランスといえば、SNSやスキルシェアサービスなどで仕事を探す方も多いでしょう。Web系のフリーランスであればインターネット上でも十分に人脈を広げられますが、介護の仕事はご利用者との対面のサービスであるため、パソコン一つでは難しいケースもあります。

紹介する側も、実際に顔見知りの信頼できる人物を紹介したいと考えるはずです。

会社に雇用されて働けば、退職するまでは仕事にはまず困りません。しかし、フリーランスで働く場合は、いつ仕事が無くなってしまうかわからないため、常に人とのつながりを大切にしておくことが大切です。

フリーランスで介護の仕事をする方法

フリーランスではどのような場所で、どのような人に介護サービスを提供するのでしょうか。自分がフリーランス介護士として活躍する姿が想像できない人も少なくありません。

フリーランスで介護の仕事をする方法や流れには、以下の２種類があります。

①介護施設と業務委託契約をする

フリーランス介護士が介護施設での仕事を探す際は、以下のような方法があります。

• 介護求人サービスに相談して、自分の希望条件に合う仕事を紹介してもらう
• 介護士と依頼者を結ぶ「スキルシェアサービス」に登録して仕事を探す

介護求人サービスやスキルシェアサービスの活用で、自分の希望条件に合う介護施設を効率よく探すことが可能になります。

②直接利用者と契約する

フリーランス介護士が直接利用者と契約を結ぶ際には、以下のような方法があります。

• 知り合いのケアマネジャーから利用者を紹介してもらう
• 介護施設に直接、自分のスキルを売り込みに行く
• 自社のホームページやSNSから利用者の問い合わせを募る

フリーランス介護士に欠かせないのは、ケアマネや介護施設経営者の人脈です。

前職で介護関連の仕事をしていた方であれば、人脈を駆使して介護施設や介護事業所の関係者から仕事を紹介してもらえる可能性もあるでしょう。

自社のホームページやSNSだけでは集客が不安定です。インターネットでの集客は、幅広い範囲での営業が可能ですが、介護の仕事は施設やご利用者宅へ出向く必要があります。あまりにも遠方や訪問しにくい場所の方と契約するのは効率が悪く現実的ではありません。

地元の介護関係者や、地元の施設に売り込みに行くと訪問しやすいご利用者を紹介してもらえる可能性も増えるでしょう。

積極的に営業に出向き、顔見知りの人を増やすことで信頼、仕事の受注数が高まります。

フリーランス訪問介護士の働き方

介護事業所でアルバイトや登録のヘルパーとして勤務する場合は介護保険内の仕事ができますが、前述の通り、フリーランスはあくまでも組織に属さない働き方です。

介護事業所に属して働かないと言うことは、介護保険制度を使っての仕事が難しくなります。そのため、訪問介護の仕事をフリーで行う場合は、介護保険制度外の在宅サービスを受注することになります。

介護保険制度外の訪問介護の仕事を受注できれば、制度にしばられない自由なサービスが提供できます。介護保険の訪問介護サービスでは出来なかった、遠出の外出同行や特別な料理や大掃除など、ご利用者が望む支援にも対応できるでしょう。

ヘアカットやネイルなどの技術や習い事のような教えられるスキルなど、介護支援だけでなく、ご利用者が楽しめるようなスキルと掛け合わせるのも一つです。

得意なことをアピールし、付加価値を付けて営業すれば、自費サービスでも利用してみたい方を獲得できる可能性があります。

フリーランス介護士のメリット

フリーランスで介護の仕事をするメリットは以下の通りです。

１、会社勤めに比べ、収入アップが期待できる

企業に属して働く会社員は、給料や賞与が評価制度によって決まります。

しかし、フリーランスは、自分の出来高に応じて収入アップが可能になります。会社に管理されることなく、売り上げがそのまま自分の利益になることがフリーランスの最大のメリットです。

介護保険外のサービスであれば、ご利用者からの報酬も自由に設定できます。スキルアップやサービスの付加価値を高めることで、自分の好きなようにサービス提供ができます。

２、働く時間や場所が自由

フリーランスでは、会社員のように決まった時間に出社する必要がありません。

仕事の依頼者と、自分の都合に合わせて約束した日時に約束した場所へ向かいます。

また、離島の地域や海外など、場所を選ばず仕事ができるのが利点です。

正社員として勤務すれば、夜勤や早番、遅番など希望しない勤務形態も受け入れなければならない場合もあります。

フリーランスの働き方は、相手の都合に合わせる必要はありますが、働く時間や場所も自由に選択できるのがメリットです。

３、仕事の取捨選択ができる

フリーランスでは、相性が合わないと感じる依頼者の仕事を断ることが可能です。自分に合わない仕事内容は受ける必要はありません。仕事を受ける、受けないは本人次第。自由に選択できます。

面倒な業務内容や人間関係も避けることができ、上司などから怒られるということもありません。

ただし、収入が少ないうちは報酬のために仕事の取捨選択ができないこともあります。

フリーランス介護士のデメリット

次に、フリーランスで介護の仕事をするメリットは以下の通りです。

１、安定した収入が得られない

フリーランスのデメリットには、自ら営業をして仕事を獲得するため、収入が安定しないことが挙げられます。

仕事が獲得できなければ１円の利益にもならず、仕事が獲得できたとしてもいつ収入が途絶えるかは分かりません。

施設や事業所の経営状況によっては、引き続き契約できなくなることも考えられます。訪問介護サービスであれば、ご利用者が入院されたり亡くなったりすればサービスが途絶えてしまいます。

ご利用者の都合でキャンセルされたり、訪問時に不在であっても、キャンセル料を取らなければその日の収入はゼロです。

また、自分が体調不良などの理由で稼働できない場合も、収入は無くなってしまいます。会社に属していれば、体調不良時や急な出来事で稼働できなくなった場合にも有給休暇が取得できますが、フリーランスの収入は稼働した分だけの収入になります。収入が安定しないのはフリーランスの大きなデメリットです。

２、税務処理に手間がかかる

前述の通り、フリーランスは確定申告を自分で行わなければなりません。収入や経費を細かく把握する必要があるため、税務処理で時間をとられてしまいます。

ご利用者や業務委託先に請求書や領収書を発行したり、かかった経費をまとめたり事務作業の負担が大きいのもフリーランスのデメリットです。日頃から税務処理を意識しておかなければ、確定申告の時期には大変な作業になってしまいます。

３、仕事の自己管理が難しい

フリーランスでは、働く日と休日を全て自分で決める必要があります。

そのため、スケジュール面での自己管理能力が求められます。

仕事と休日のオン・オフの切り替えができず、メンタル面での苦労が多いのもフリーランスの難しいところです。

仕事量が少なければ収入減になってしまうため、仕事はできる限り受けたい気持ちになってしまいますが、ワークライフバランスが崩れないように自分で調整しなければなりません。

どんな人に向いている？

フリーランスとして自分に合った働き方をするためには、まず自分がフリーランスでの働き方に向いてるかチェックしましょう。

フリーランスでの介護の仕事が向いている人の特徴をご紹介します。

１、自己管理が得意な人

企業に属している会社員は決められた時間に会社へ出社し、決められた収入を得ます。

しかし、フリーランスでは勤務時間や勤務場所、収入に決まりがありません。

そのため、自己管理が得意な人ほど自分に合ったワークスタイルを確立しやすくなります。

また、大前提として時間やお金の管理が得意であることも重要です。

しかし、働く時間や場所が自由な反面、自己管理をしっかりできていなければワークライフバランスを崩しかねません。

自己管理がしっかりできる方は、フリーランスとしての働き方に向いていると言えるでしょう。

２、ワークスタイルの変化に強い人

フリーランスでは、仕事量や収入などが会社員に比べて非常に不安定です。

自分の営業で仕事の契約を結ぶため、営業の仕方が悪ければ仕事が入りません。

さらに、自分のミスで仕事が中止となることもあり、継続的な契約がなかなか得られません。

そのため、収入が安定しにくく、変化の連続の上で仕事が成り立っている状態です。

しかし、そういった仕事の変化に強く、自分のスキルを最大限に活かすことができる人は、会社員の2倍以上もの利益を出すことが実現します。

発想力が豊かで、仕事に対する意欲が豊富な人ほどフリーランスでの仕事に向いています。

３、フットワークが軽い人

フリーランスでの介護の仕事に欠かせないのは人との繋がりです。

実際に介護事業所に出向き、介護事業の経営者やケアマネジャー、利用者とコミュニケーションを図ることこそが、信頼関係を築く第一歩となります。

また、依頼者から連絡を受けてすぐ返事ができることや、依頼者の元にすぐ駆けつけることができることも大切です。

そのため、フットワークの軽さが仕事面で好印象を与えるのです。

時代の変化に合わせ、働きやすいやり方へ

介護の仕事は高齢化社会においてとても需要の高い仕事です。

しかし、ライフステージの変化に伴って夜勤に入ることが難しい、フルタイム勤務で働くことが難しいなど、ワーカーの都合により離職率が高い仕事でもあります。

そのため、フリーランスという働き方で、依頼者もワーカーも、双方が満足できる介護サービス提供を実現しましょう。

介護のお仕事なら「エルターレ」

また、「フリーランスに興味があるけど、まずは介護現場で経験を積みたい」という方には、派遣スタッフとして介護事業所での仕事をすることがオススメです。

派遣雇用であれば、派遣会社との相談次第で自分の条件に合った職場が選びやすくなります。

介護・介護美容専門の求人を扱っている「エルターレ株式会社」では、訪問理美容サービスを通じて全国５００以上の介護施設との取引実績があります。

ワーカー様の希望に応じた介護求人情報をご提供します。

是非、お問い合わせください。

業界トップクラスの高時給

前職や現職よりも高い時給を設定します。

また、初回契約の方限定の最大２ヶ月の時給UPボーナスキャンペーンは大好評につき延長して実施しています！

全国500施設以上と取引実績

皆様のステップアップのお役に建てる様に条件や業務制限などのご要望を徹底的にヒアリングして理解します。
現在抱えてるご不安やお悩みに対してもアドバイス致します。最初から最後まで全力を尽くしてサポートします。

マンツーマンによる安心のサポート体制

ご登録後、貴方の専属コンサルタントがすぐにご希望の条件に適したお仕事をいくつかご案内致します。

Related Posts