介護施設のクリスマスレクリエーション｜ご利用者に喜ばれるイベントやゲームをご紹介！

介護施設で働く方には、クリスマスレクリエーションの企画に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか？

この記事では、介護施設でご利用者に喜んでいただけるおすすめのレクリエーションやプレゼントなどをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

介護施設で行われるクリスマスレクとは？

クリスマスは、若者や子どもたちが楽しむイベントだという印象が強い方も多いでしょう。

そもそも「クリスマス」とは「イエス・キリストの生誕を祝う日」なので、キリスト教由来の記念日です。そのため、ご高齢者のなかには世代や宗教的にクリスマスイベントになじみのない方も多いのでは？と思う方もいるかもしれません。しかし、日本にクリスマスが定着したのは明治時代の頃でなので、ご利用者の世代でも十分になじみのある行事です。

クリスマスが近くなるとセールが行われ、街はツリーやイルミネーションで賑やかになります。クリスマスケーキを買ってクリスマスをお祝いする家庭も増えたため、日本でも楽しいイベントとして親しまれるようになりました。

高齢者施設でも、クリスマスが近づくと飾り付けやイベントの準備が始まり、楽しい雰囲気に期待は高まっていきます。

介護施設でオススメのクリスマスレク

ここからは、介護施設でオススメのクリスマスレクリエーションをご紹介します。

ごちそうの提供

クリスマスには豪華なイベント食を楽しみにされている方も多いでしょう。メニューに決まりはありませんが、チキンやローストビーフ、サラダにスープなど、やはり洋食が定番です。

そして外せないのがクリスマスケーキ。クリスマスケーキは昔から親しまれているので、イベントの雰囲気を盛り上げてくれます。ケーキが食べにくい方でも、プリンやゼリー、ババロアなどにクリームをデコレーションすると喉ごしがよく食べやすくなります。お菓子作りのイベントとしてデコレーションをご利用者に行っていただくのも一つです。

また、いつもと違う食器を使ったり、テーブルクロスを敷いたり、食卓の雰囲気を変えて演出すると良いでしょう。

地域の方やご家族との交流

クリスマスイベントでは、地域の方々やご家族との交流を積極的に取り入れるのもおすすめです。外部のボランティアや地域の中高生による合唱や演奏、幼稚園・保育園の子どもを招いたイベントなどを企画すると、多くの方との交流が楽しめます。

介護施設のご利用者は外出の機会が持ちにくいため、閉鎖的な雰囲気を持つ方も少なくありません。普段接することのない地域の方々との交流により、社会とのつながりが感じられ、刺激を受けることができます。

また、地域の方々や子どもたちにとっても勉強になるはずです。核家族化が進み高齢者との関わりが少ない若い世代の方が、高齢化社会を考える機会となります。地域交流のイベントは、地域の方々の理解を深め、良い関係性を築くきっかけにもなります。

ただし、クリスマスの時期は感染症の流行が心配な季節です。地域の方やご家族を招くときは、体調不良の方にはご遠慮いただいたり、手洗いうがいを徹底していただいたり、十分に注意しましょう。

クリスマスソングの合唱・演奏

クリスマスソングを合唱する場合は、どのご利用者も歌いやすいおなじみの曲がおすすめです。

定番ソングには以下のようなものがあります。

• ジングルベル
• 赤鼻のトナカイ
• きよしこの夜　
• もろびとこぞりて

また、合唱は難しいけれどスタッフが歌ったり、演奏したりして披露するなら以下のような曲はいかがでしょうか。

• We wish you a merry Christmas（おめでとうクリスマス）
• 交響曲第9番（歓喜の歌）
• 見上げてごらん夜の星を（坂本九）
• アメイジング・グレイス
• ラスト・クリスマス（ワム！）
• 恋人がサンタクロース（松任谷由実）
• クリスマス・イブ（山下達郎）

ハンドベルを練習したり、カラオケ歌合戦で盛り上がったり、音楽にはイベントを盛り上げるパワーがあるのでぜひ取り入れてみてください。

マジックなどの出し物

クリスマスのイベントは、皆に見て楽しんでいただける出し物もおすすめです。

大脱出マジックショー

マジックはちょっと失敗しても楽しく盛り上がれます。ご利用者参加型でユーモアを交えながら行うと良いでしょう。

ヒゲダンス

ヒゲダンスも、バラエティー番組の「8時だョ！全員集合」でザ・ドリフターズが行っていた芸なので、ご利用者になじみがあります。出演者がヒゲを付けて大道芸を披露するとよりリアルです。スタッフが頑張って行う出し物はご利用者に喜んでいただけますよ。

ゲーム大会

クリスマスで行うゲームには、クイズ・ビンゴ・風船バレー・玉入れ・ボウリングなどがあります。普段行っているゲームにクリスマスの要素を取り入れると雰囲気が感じられてよいでしょう。

プレゼント投げゲーム

的当てのゲームの的をクリスマスツリー、投げるものをプレゼントにするだけでクリスマスの雰囲気を楽しめますね。

絵合わせゲーム

クリスマス関連のイラストを使用したかわいい絵合わせゲームです。脳トレにもなる楽しいゲームで、イラストを変えれば普段のレクリエーションでも活用できそうです。

クリスマスの音楽に合わせた体操

クリスマスの音楽に合わせた体操もおすすめです。サンタさんなどに扮したスタッフがリードして進めると良いでしょう。

クリスマスの歌に合わせて簡単リズム体操【ジングルベル】

座ったままできる簡単な体操で、心地よく体が動かせます。手に鈴を持って行うと、一層クリスマスムードを盛り上げます。

高齢者も座って出来る介護ダンス体操【クリスマス イブ】

こちらの「クリスマスイブ」も座ったまま簡単にできておすすめです。

クリスマスまでに作っておきたい飾り物

クリスマスには、ツリーやリース、タペストリーなど、あらかじめ施設で飾り物が準備されていると思います。ツリーの装飾をご利用者と一緒に行っていただくことで季節の雰囲気を感じていただけるレクリエーションとして楽しんでいただけます。また、クリスマスに向けてご利用者に飾り物を作っていただくのもおすすめです。

ここからはYouTubeで紹介されている、クリスマスの飾り物をご紹介します。高齢者の方にも簡単に作れそうなものをピックアップしました。

折り紙で作るクリスマスツリー

簡単なので、幅広いご利用者に楽しんでいただけそうです。折り紙をつなげるだけでもツリーとして十分ですが、最後の飾り付けによりバリエーションも楽しめます。

トイレットペーパーの芯で作るトナカイ・雪だるま

トイレットペーパーの芯を使うのがポイント。置物としても、紐をつけてツリーに吊るしてもかわいい飾りです。

ポインセチア壁飾り

ポインセチアもクリスマスを華やかに彩る植物として親しまれているので、ムードを盛り上げてくれそうです。

利用者様に喜ばれるプレゼントの一例

クリスマスの楽しみといえばクリスマスプレゼントです。しかし、施設の予算も限られるため、何を選んだら良いのか頭を悩ませてしまいますよね。

高齢者に喜んでいただけるプレゼントの一例をご紹介します。

• クリスマスカード
• お菓子（クッキーなど）
• タオル・ハンカチ
• 靴下
• 写真立て
• マフラー
• 膝掛け
• クッション
• コップ・湯呑み
• 小物入れ
• 手提げ袋

小さいものは紛失しやすく、認知症の方には誤嚥などのリスクも伴うため、細かいものよりはある程度大きさのあるプレゼントがおすすめです。ラッピングでクリスマスの雰囲気を感じられる工夫をしましょう。

また、渡す際にもサンタの格好をした職員が配ったり、ゲームの景品として渡したり、楽しい企画と共にプレゼントすると盛り上がります。

クリスマスイベントを通じてご家族や地域の方との交流を

今回の記事では、介護施設のクリスマスレクリエーションについて解説しました。施設には、クリスマスイベントを通して楽しみにされているご利用者がたくさんおられます。レクリエーションはご利用者の心身機能の維持・向上や活性化などよい効果をもたらします。ご家族や地域の方々、スタッフや他のご利用者との交流を楽しめるようなレクリエーションが企画できるように工夫しましょう。

また、イベントの準備を通してスタッフが結束し、コミュニケーションが活発になる効果も得られます。さまざまな企画を考えて、喜んでいただきたいという思いはきっとご利用者にも伝わります。スタッフも一緒に楽しんで盛り上がることで、共に楽しいと感じられるイベントになるはずです。施設全体でクリスマスムードを盛り上げていきましょう！

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