介護ボランティアはどこで募集している?活動内容や応募前の注意も紹介
「介護ボランティアはどこで募集しているの?」
「参加前に注意することはある?」
今回は、介護ボランティアの募集について解説していきます。
どういった窓口で募集しているのか、それぞれの特徴も交えながら紹介。
この記事を参考にボランティアに申し込み、介護の現場を体験してみましょう。
- 介護ボランティアを募集している窓口
- 参加する前に注意すること
- ボランティアに参加するメリット
この記事を読んでわかること
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目次
介護ボランティアとは?
地方自治体や介護施設が募集している現場で、介護職員のサポート、高齢者の生活支援を行う活動です。
施設側の目的は「施設におけるサービス向上」や「地域住民たちとの交流」。
ボランティアと共同で高齢者をサポートすることで、業務負担を軽減できます。
高齢者にとっては、外部の人とのコミュニケーションが適度な刺激に。
介護予防や認知症予防の効果が期待でき、イキイキとした暮らしにつながります。
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介護ボランティアはどこで募集している?
ボランティア募集はさまざまな窓口で行われています。
ひとつずつ見ていきましょう。
- 介護施設・事業所
- 社会福祉協議会
- NPO法人
介護施設・事業所
多くの介護施設が介護ボランティアを募集しています。
老人ホームだけでなく、デイサービス、グループホームなど、さまざまな施設・事業所で募集が確認できます。
ボランティアの詳細については各施設・事業所のホームページやSNSで情報を開示しているので「自宅から行きやすいか」「自分に対応できそうな内容か」などに注意しながら確認してみましょう。
社会福祉協議会
社会福祉協議会とは、以下のような組織です。
社会福祉協議会は、民間の社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的としない民間組織です。昭和26年(1951年)に制定された社会福祉事業法(現在の「社会福祉法」)に基づき、設置されています。
(引用:全国社会福祉協議会 公式HP)
社会福祉協議会は全国各地にあり、地域の福祉の活性化のためボランティアセンターを開設しています。
ボランティアセンターでは、ボランティア先の紹介・活動内容についての情報案内を実施。
ボランティアに興味がある地域の方々を支援しています。
どの施設を選んだらいいかわからない場合は気軽に相談してみましょう。
ホームページから応募できるところもあります。
NPO法人
NPO法人(特定非営利活動法人)とは、社会貢献を目的にボランティア活動などを行う団体です。
福祉業界で活動している団体も多く、介護ボランティアを積極的に募集している団体もあります。
介護の分野で活躍しているNPO法人が地域にないか、調べてみましょう。
ボランティアを始める前に知っておくべき、準備しておくべきことは、以下のとおり
- ボランティア活動保健
- ボランティアができること・できないこと
- 体調管理
ボランティア活動保健
ボランティア活動中に起こる「けが」「損害賠償」を補償してくれる制度です。
介護の現場では体の不自由な高齢者と接することもあるため、故意ではなくてもけがを負わせてしまうリスクがあります。
また、介護施設にはさまざまな設備があり、使うのに慣れていない道具を壊してしまうかもしれません。
そのような場合に備え、ボランティア活動保険への加入をおすすめします。
補償額は以下のとおり。
保険金の種類 | 保証プラン | 基本プラン | 天災・地震保証プラン |
特定感染症重点プラン |
|
怪我の補償 |
死亡保険金
|
1,040万円 |
|||
後遺障害保険金
|
1,040万円 |
||||
入院保険金日額
|
6,500円 |
||||
手術 保険金 |
入院中の手術 |
65,000円 |
|||
外来の手術 |
32,500円 |
||||
通院保険金日額 |
4,000円 |
||||
特定感染症 |
補償開始から10日以内は保証対象外 |
初日から補償 |
|||
地震·噴火·津波による死傷 |
✕ |
◯ |
◯ |
||
賠償責任の補償 |
賠償責任保険金 |
5億円 |
|||
年間保険料 |
350円 |
500円 |
550円 |
加入するには社会福祉協議会への登録が必要です。
登録方法や詳細については、近くの社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。
ボランティアができること·できないこと
ボランティアスタッフが行える業務には限りがあります。
参加前にできること·できないことを確認し、高齢者のサポートに努めましょう。
ボランティアができること
介護職員のサポートや高齢者の活動支援がボランティアの主な役割です。
- 配膳の手伝い
- 入浴後のドライヤーかけ
- 建物内の整備·清掃
- 高齢者の話し相手
- レクリエーションの支援
ボランティアができないこと
専門知識が必要な業務は、ボランティアには行えません。
活動が始まる前に職員と話しあい、自分ができる範囲の業務を確認する必要があります。
高齢者から以下の内容のサポートをお願いされた場合は、すぐに職員を呼びましょう。
- 食事·入浴·排せつの介助
- 施設内の移乗介助
- たん吸引・床ずれ予防などの医療ケア
- 病院までの付き添い介助
体調管理
高齢者の方々には免疫力が下がっている方も多いため、風邪をひくだけも重症化するリスクがあります。
高齢者の健康を守るためにも、あなた自身が健康な状態でボランティアに参加しましょう。
また、インフルエンザや破傷風の予防接種を受けるのも、自分自身と介護職員の健康を守るのに効果的です。
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介護ボランティアに参加するメリットとは
参加者・介護職員・高齢者それぞれの目線からメリットをみていきましょう。
参加者のメリット
介護職に興味がある人にとって、現場での活動は貴重な機会となるでしょう。
「自分が介護の仕事に向いているか」「やりがいを感じられるか」など、実際に介護職に就く前に考えるきっかけとなります。
また、書道·フラワーアレンジメントなどの指導や、ダンス·楽器演奏といった発表会など、レクリエーションスタッフをボランティアとして募集していることもあります。
自分の特技を生かして社会貢献ができるのもポイントです。
介護職員のメリット
ボランティアのサポートにより、業務の負担が軽減できます。
高齢者一人ひとりへの介護を重点的に行えるため、サービス向上につながるでしょう。
また、ボランティアに直接現場の声を届けることで、地域全体の介護への理解度を深められます。
高齢者のメリット
普段は関わることの少ない外部の人とのコミュニケーションは、高齢者にとって適度な刺激となります。
認知症予防や介護予防の効果が期待できるでしょう。
また、サービス提供の人手が増えたり、職員による介護が手厚くなったりすることで、生活満足度が上がります。
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介護業界に転職したい人はボランティアに挑戦してみては
介護ボランティアを必要としている施設·事業所は、全国にたくさんあります。
施設が直接募集を行っている場合はもちろんのこと、社会福祉協議会やNPO法人など、募集の窓口は多岐にわたります。
あなたの住む地域で募集が行われていないかチェックし、高齢者の過ごしやすい環境づくりをお手伝いしましょう。
また、介護業界への転職を考えている人にとっては、勉強になることが多いです。
「高齢者が求めるサービスとは何なのか」「自分に向いている仕事なのか」など、現場で体験しないとわからないことは数多く存在します。
ボランティアへの参加で、介護現場の空気感を肌で感じましょう。
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