【良い回答例も解説】介護の面接でよく聞かれる質問9選を紹介。正しい対策で転職を成功させよう

#介護の転職

「介護施設の面接が決まった」「面接ではどのような質問をされる?」

介護業界への転職の際に避けて通れない面接。

質問の内容が分からず不安な方も多いことでしょう。この記事では、介護の面接で聞かれる定番の質問と、それに対する良い回答例・悪い回答例を紹介しています。記事の内容を参考に面接を突破し、介護業界への転職を成功させましょう。

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面接の基本ルールを押さえる

介護施設の面接にかぎらず、まずは面接の基本ルールを押さえておくのが大切です。基本的な部分ができていなければ、優秀な人であったとしても面接官からの印象は悪くなってしまいます。

以下の点に注意して面接に望みましょう。

  • 面接の時間を守る
  • 見た目の清潔感を整える
  • 明るい表情を心がける
  • 適切な言葉遣いで話す
  • はっきりとした声を出す
  • 相手の目を見て話す

面接官に良い印象を与えられるよう、上記のポイントをしっかりと守りましょう。

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面接の基本的なマナー

介護職の入社面接のみならず、他の業種の面接にも共通する基本マナーがあります。面接の基本マナーを押さえ、節度ある態度を採用担当者にアピールしましょう。

面接時の基本的な流れ

介護職の入社面接では、施設の見学や簡単な筆記テストの後に、担当者から面接室へ案内され、面接に入る場合もあります。

また、面接後すぐ採用となり、入社後の流れを説明されることも。そのため、基本マナーを守りつつ、その場に合わせた臨機応変な対応が求められます。基本と異なる場合もありますが、以下の基本マナーは押さえておきましょう。

  1. 面接室の扉は3回ノック
  2. 入室後は「失礼します」と席の前で一礼し、「どうぞ」と言われるまで着席しない
  3. 面接終了後、「本日はお忙しい中、貴重な時間をいただきありがとうございました」と伝えて席を立ち、もう一度「ありがとうございました。失礼致します」と一礼
  4. 扉の前で「失礼致します」と言い、採用担当者に背を向けず退室する

面接時の服装のポイント・注意点

面接時の服装や爪、髪などの身だしなみには、介護職の入社面接では、介護業務を行う上での安全面の配慮として、服装よりも爪や髪、アクセサリーなどの身だしなみが重視される傾向があります。

介護職の入社面接で重視されやすい身だしなみの項目をご紹介します。

服装と清潔感

入社面接での服装は、正規雇用・非正規雇用問わず、スーツが基本です。

しかし、介護職は私服やスウェットタイプのユニフォームで働くことが多いため、面接案内通知に「普段着でお越しください」と記載されている場合もあります。その場合は、オフィスカジュアルの服装を心がけるようにしましょう。

また、服装指定が特にない場合は、スーツを着て行くのが一般的です。スーツでもオフィスカジュアルの服装でも、服の手入れをしっかり行いましょう。洗濯やクリーニングを済ませ、襟や袖口が汚れていないかを確認。キツすぎず、ブカブカすぎず、自分の体型に合った服をしっかり着こなしましょう。

爪やアクセサリー

介護職は衛生面・安全面への配慮から、ネイルやアクセサリーは原則禁止です。爪は安全のため短く切り、マニキュアの使用は避けるようにしましょう。

また、ピアスやネックレス、指輪などのアクセサリーもつけない方が好印象を与えます。

入社後、結婚指輪のみであればアクセサリーの着用が許可されている職場もあるため、結婚指輪の着用については、上司や施設長に確認することがオススメです。

髪やヒゲ

男性の場合、清潔感のある短髪で髭はきちんと剃り、眉も軽く整えておきます。

女性の場合、長い髪は一つに束ねて前髪はヘアピンで留めます。

男女共に明るすぎるカラーリングは避け、黒髪もしくは薄い茶色程度の髪色にしましょう。

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介護職以外でも聞かれる【定番質問】

面接冒頭の質問は、これまでの経歴やあなた自身のことについて聞かれることが多いです。定番の質問と回答例を順番に見ていきましょう。

自己紹介をお願いします

氏名や職歴、保有資格などを簡単に伝えましょう。自己PRとは違うため、完結にまとめるのがポイントです。

    〜良い回答例〜

    ◯◯と申します。大学卒業後、通信サービスを展開する会社に営業職として従事しておりました。 顧客のニーズを聞く際に培ったコミュニケーション能力を活かし、御社での業務に貢献したいと考えております。 本日は、このような貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

    〜悪い回答例〜

    ◯◯と申します。大学卒業後、通信サービスを展開する会社に営業職として従事しておりました。 介護職とは関係ない職種でしたが、御社の業務に貢献できればと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。

これまでの職歴や経歴を教えてください

こちらも面接の冒頭でよく聞かれる質問。応募者がもつスキルや経験を聞き、採用後に活かせることがないか確認するのが目的です。

    〜良い回答例〜

    大学卒業後、通信サービスを展開する会社に入社し営業部に配属されました。 業務としては、お客様お一人おひとりに最適なプランの通信サービスをご案内しておりました。 ニーズを正確に把握することを意識し、相手の話に傾聴するコミュニケーション能力が培われました。

    〜悪い回答例〜

    大学卒業後、通信サービスを展開する会社に入社し営業部に配属されました。 業務としては、お客様お一人おひとりに最適なプランの通信サービスをご案内しておりました。 その他に、事務作業や電話対応なども行っておりました。

なぜ前職を退職されたのですか?

前職の退職理由を聞かれるケースも多くあるでしょう。ネガティブな理由を伝えてしまうと「退職しやすい人」として認識される恐れがあります。スキルアップを目的とした転職であるなど、ポジティブな理由を伝えましょう。

    〜良い回答例〜

    前職の営業では、お客様のニーズを把握するためのコミュニケーション能力が身につきました。 この能力を直接的な形で役立てたいと思い、利用者の方々と密接に関わる介護職を志望しました。

    〜悪い回答例〜

    前職の営業ではクレームの対応が多く、精神的に限界が来たため転職を決意しました。 また、労働量に対して正当な給料が支払われなかったことも転職を決意した理由の一つです。

当施設に応募した理由を教えてください

ほぼ全ての採用面接で志望理由は聞かれるでしょう。介護職に就きたい理由、ほかの施設にはない魅力などを伝えて、面接官に納得してもらう必要があります。

    〜良い回答例〜

    充実した職員配置でご利用者様お一人おひとりに寄り添う御社の介護サービスに魅力を感じました。 前職で培った、相手の要望を大切にするコミュニケーションを活かせる場所だと思い御社を志望いたしました。

    〜悪い回答例〜

    自宅から近く、通いやすいため御社を志望しました。 前職より高いお給料も魅力に感じました。

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自分に関する質問

あなたがどのような人物かを判断する質問も多く問われるでしょう。面接に望む前に、しっかりと自己分析するのが重要です。

あなたの長所と短所を教えてください

自分のことを客観的に見られているか判断する質問です。長所は、介護職に役立てられるように伝えるのがポイント。

短所は、日頃どのように向き合い対策しているかを話し、自分を俯瞰して見られることをアピールしましょう。

    〜良い回答例〜

    私の長所は、計画性があるところです。 何事にも目標を定め、達成するための道筋を立てるのが得意です。業務を効率的に進めることや、利用者様のリハビリ計画を立てることなどに活かせると思っています。

    〜悪い回答例〜

    優しく人と接するのが得意です。

仕事意外に興味があることは何ですか?

その人の人となりが現れる興味や趣味。面接では、あなたが気持ちを切り替えられる人なのか判断するために聞かれることが多いです。

また、ストレスがかかる場面も多い介護職において、自分でリフレッシュする術を持っていると、面接官は安心できるでしょう。

仕事に支障を来しそうな趣味は言わないのがおすすめです。

    〜良い回答例〜

    釣りが趣味です。休みの日は早起きして海に行っています。

    〜悪い回答例〜

    麻雀が趣味です。休みの日は徹夜で没頭しています。

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勤務に関する質問

就業後にどのように働くのかは、採用前にすり合わせておきたいもの。また、面接官はあなたが長く働いてくれそうかどうかを判断します。

入社が決まったらいつから働けますか?

採用前提で考えてもらえている際に聞かれるこの質問。企業側の入社準備やほかの応募者との兼ね合いもあるため、正確な入社可能日を伝えましょう。

    〜良い回答例〜

  • 来月の1日から勤務可能です
  • いつからでも勤務できます

    〜悪い回答例〜

    退職日が決まっていないので分かりません

残業や夜勤は可能ですか?

24時間体制で職員が常駐する施設では当然夜勤があります。

また、利用者の体調不良など、介護の現場では残業が発生することも多いでしょう。希望しない場合は、正直に夜勤や残業には対応できない旨を伝えましょう。

    〜良い回答例〜

  • 残業も夜勤も対応可能です。仕事内容を教えていただけますか?
  • 子供が幼いため夜勤は難しいですが、保育園に預けているため残業は対応できます。

    〜悪い回答例〜

    日勤希望です。残業はできればしたくありません。

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仕事や趣味に関する質問

仕事や趣味に関する質問では、仕事の価値観を問われます。

また、介護業界では応募者の趣味や特技をレクリエーションやストレスマネジメントに活かすことができるため、自身の趣味について明確に答えましょう。

「仕事をするうえで大切にしていることはありますか?」

介護の仕事では、応募者の人柄や仕事に対する姿勢を重視する傾向があります。自身が仕事をする上で重要視していることや、やりがいを感じることなど。仕事に対する姿勢やモチベーションの保ち方について述べるようにしましょう。

    〜良い回答例〜

    私が以前勤めていた特別養護老人ホームでは、どれほど忙しくても、利用者様の声にしっかり耳を傾けるようにしてきました。多くの利用者様の介護業務を担当してきましたが、利用者様との信頼関係が上手く構築できていないと、不安を感じて介護拒否されることを知りました。安全に、落ち着いた気持ちで介護サービスを受けて頂くためにも、日頃から利用者様の話や訴えにはしっかり耳を傾けることを心がけています。

    〜悪い回答例〜

    特にありません。長時間働くと疲れてしまうため、定時で帰宅できるようにすることを心がけています。ミスを防ぐため、人との対話を避けて目の前の作業に集中するようにしています。

「あなたのストレス解消法は何ですか?」

介護職は認知症利用者から「トイレに行きたい」「家に帰りたい」と何度も同じことを訴えられたり、ご家族から理不尽なクレームを受けたりすることがあります。

そのため、介護の仕事はストレスが溜まりやすく、自身のストレスに対して解消方法やストレスマネジメントを上手く講じることが必要になります。

また、ストレス解消方法である趣味では、利用者のレクリエーションに活かすことができるような「カラオケ」「映画鑑賞」などを伝えると好印象です。

    〜良い回答例〜

    私のストレス解消法はカラオケです。友人と一緒に歌ってスッキリした気分を共有することはもちろん、1人で行って仕事で溜まった疲れやストレスを発散させることもあります。カラオケに行くと気分がスッキリして、翌日からまた仕事を頑張ろうという活気が湧きます。

    〜悪い回答例〜

    特にありません。タバコを吸うことです。週に1度、友人に誘われて競馬に行くことです。

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面接で定番の逆質問

面接の最後には質問が無いか問われるでしょう。ここで何も質問しないと、やる気や熱意が無いと判断されてしまいます。

施設特有の制度の詳しい部分や利用者の様子など、前もって調べただけでは分からない内容を聞くと良いでしょう。

    〜良い回答例〜

    御社の研修制度について質問があります。介護福祉士の資格取得を支援していただけると伺ったのですが、未経験者の場合はどのようにサポートしていただけるのでしょうか。

    〜悪い回答例〜

    特にありません。

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予想外の質問への対応

この記事で紹介した以外の、予想外の質問をされることもあるでしょう。

そういった質問に対応するためにも「なぜ介護の現場で働きたいのか」「その施設で働きたい理由は何なのか」をしっかりと分析しておきましょう。

どんな質問が来ても、やる気がある姿勢を見せることが面接において最も大切なことです。

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介護職の面接通過のためのポイント

介護業界は日勤・夜勤・早番・遅番と不規則な勤務である職場が多く、体力的な負担が多いことから、人手不足が深刻化しています。

そのため、介護スキルや体力があり、不規則勤務にも対応できる人であれば「即日入社」「即採用」が決まりやすいという印象も強いです。

しかし、適性がないと判断された場合には不採用になります。「条件さえ満たしていれば誰でも入社できる」ということはありません。

介護職の面接通過のためには、以下のポイントに注意しましょう。

「根拠」や「一貫性」がある受け答えをする

介護職の入社面接では、「なぜそう思ったのか」という根拠が説明できることや、似たような質問に対しても一貫性を持って答えられることが求められます。それは、仕事上「根拠に基づいたケア」と「一貫性のある対応」が求められるからです。

介護サービスは、ケアマネジャーや医師、看護師などと多職種連携での話し合いを重ね、利用者ご本人に必要な介護サービスを根拠に基づいて提供します。
また、ご家族から提供している介護サービスに関して質問された場合、一貫性を持ってどの介護職員も同じ回答ができる方が信頼されます。そのため、入試や面接でも「なぜそう思ったのか」という自分の根拠を軸ブレすることなく伝えられる人は採用担当者に好印象を与えるのです。

客観的かつ説得力のある受け答えができることで、採用担当者に利用者やご家族への対応力の良さを連想させることができます。

自分の考えをしっかり伝える

入社面接時に、採用担当者が「志望動機」についての質問をしたにも関わらず、全く違う「職歴や学歴」について回答してしまう。採用担当者が質問をしても、無言のまましばらく固まってしまう。このようなことがあっては、採用担当者に不安感を与えてしまいます。

緊張から採用担当者の質問が頭に入って来なかったり、何と答えていいのか分からずしばらく無言で考えたりしてしまう。緊張しやすい性格の人にはよくあることですが、こういったアクシデントは避けましょう。

介護の仕事では、入社後に利用者やご家族から質問を受けることがよくあります。それは、「あなたはどこに住んでるの?」という個人的なことから、「入浴後の着替えはどこに置いてありますか?」という業務上のことまで様々。こういった場面で全く違う回答をしたり、黙ってしまうようでは利用者やご家族に不信感を感じさせてしまうことになりかねません。

冷静に相手の言葉を理解し、しっかり自分の考えを伝えるようにしましょう。

身なりに手を抜かない

介護の仕事はスウェットタイプのユニフォームや私服で勤務することが多く、面接時も「服装自由」の職場が多いです。

さらに、入所施設では1日中食事・入浴・排泄などの介護業務に追われ、出勤から退勤まで施設の外に出ないこともしばしば。そのため、入社後は身なりを気にせず、Tシャツとジーンズなどのラフな格好や寝癖そのままの頭で職場に出向く人も。

しかし、介護の仕事ではご家族や地域の方などの来客がいつ訪れるか分かりません。そのような身なりでは「礼儀・常識がない」と判断されてしまいます。
入社後も身なりに気を抜かないという1つの意思表示として、面接時は特に寝癖や服装などの身なりに注意しましょう。

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面接では飾らずしっかり自分をアピールして

面接でよく聞かれる質問への、良い回答例・悪い回答例を紹介しました。内容を参考にして、あらゆる質問に対応できる準備を整えましょう。

介護業界は、やる気や熱意がある人材なら採用の見込みがある業界です。自己分析をしっかりと行い、前向きな回答ができるように備えましょう。

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